かぶきの歴史  
   
  8.新歌舞伎から現代まで  
 
明治 37 1904 坪内逍遥の「桐一葉」が東京座で初演される。新歌舞伎。
”淀君”5世中村歌右衛門、”且元”11世片岡仁左衛門。
  43 1910 常磐津と長唄の掛合いの歌舞伎舞踊「身替座禅」が市村座にて初演。岡村柿紅の作。”山蔭右京”6世尾上菊五郎、”太郎冠者”初世中村吉右衛門、”奥方玉の井”7世坂東三津五郎
「新古演劇十種」の内。
  44 1911 「修禅寺物語」(岡本綺堂)東京・明治座で初演。
昭和 3 1928 2世市川左団次を座頭とする一行が歌舞伎界初の海外公演をロシアにて行う。演目は「仮名手本忠臣蔵」、「鳴神」、「京鹿子娘道成寺」。
  6 1931 2世河原崎長十郎や3世中村翫右衛門らが中心となって松竹を脱退し、前進座を設立。歌舞伎界の門閥制度に反発。
  6 1931 「一本刀土俵入」(長谷川伸)、東京劇場で初演される。
6世尾上菊五郎の”駒形茂兵衛”。
  9 1934 「元禄忠臣蔵」(真山青果)、歌舞伎座で初演される。
2世市川左団次など。
  26 1951 11世市川団十郎が歌舞伎にて「源氏物語」を初演。宮廷を扱う源氏物語の初めての舞台化。
  41 1966 11月1日、東京三宅坂(隼町)に国立劇場開場。
  48 1973 10月、歌舞伎座にて7世(現)尾上菊五郎の襲名披露興行。
襲名狂言は、「青砥稿花紅彩画」の”弁天小僧”、「春興鏡獅子」の”小姓弥生”など。
  60 1985 4月、歌舞伎座にて12世(現)市川団十郎の襲名披露興行。
襲名狂言は、「助六由縁江戸桜」の”助六”、「勧進帳」の”弁慶”、「暫」の”鎌倉権五郎景政”、「鳴神」の”鳴神上人”などの十八番物のほか、「若き日の信長」の”信長”など11世の当り芸である新作歌舞伎。
平成 10 1998 1月、東京歌舞伎座にて15世(現)片岡仁左衛門襲名披露興行。
襲名狂言は「女殺油地獄」の”与兵衛”、「菅原伝授手習鑑」の”菅丞相”など。
  13 2001 1月、東京歌舞伎座にて10世坂東三津五郎襲名披露興行。
襲名狂言は「寿曾我対面」の”曾我五郎”、「喜撰」の”喜撰法師”など。


 
   
 
back 歴史インデックス next